恵比寿日和

2025.06.08 田島ヶ原観察記録

2025.06.08
天気:曇り
気温:28度

ムシっとし始めてきました。ここ最近よく雨が降っていますし、まだ梅雨入りしてい
ないようですが、気分は梅雨です。

写真1_P6080591.JPG
最初に草地の全景をとるようにしているのですが、行くたびに前回と比べてボリュー
ムが一段と増した、と思います。今日もそうでした。

写真2_P6080592.JPG
足を踏み入れてすぐ目に飛び込んできたのはノカラマツ。春先から数か月生長の様子
を見続けてきたので感慨深いです...。あっさりとした黄色の花がたわわに咲きます。

写真3_P6080612.JPG
こちらも楽しみにしていました。
開出毛と呼ばれる直立した毛が多く見られたことからノジトラノオと判断しました。
葉も細かな鋸歯があり、細身であることからも一致します(よく似たオカトラノオは
茎の毛がまばらに生える程度で葉の基部がはっきりと赤いなど違いがあります)。

写真4_P6080599.JPG
ノビルも艶のあるムカゴの間から突き出すようにして花を咲かせています。

写真5_P6080604.JPG
前回紹介したヤブジラミは種子がなっていました。不名誉にもこの種子が衣服などに
くっつくことからシラミに例えられてしまったのです...。

写真6_P6080602.JPG
トキワハゼ。小さくて見えづらくごめんなさい。
4月に紹介したムラサキサギゴケとよく似ますが、①花が白っぽくて小さく、②花の
上唇の切れ込みが浅く、③匍匐茎を出さないという違いがあります。

写真7_P6080614.JPG
クマツヅラが散策路の真ん中で通せんぼでもしたいかのように咲いていました。
踏まぬよう、しっかりまたいであげました。

写真8_P6080613.JPG
今日はいつもと比べると少し発見が少なかったような。きっといろんな変化を見落と
しているに違いありません。それでも今日のノカラマツのようにじっくりその様子を
見届けられたと思える植物がでてきました。観察し続けることの意味と素敵さを実感
しています。

                                     R.T.

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