恵比寿日和

合羽坂テラスの二十四節気 大暑

「暑いですね」が挨拶がわりになるここのところの猛暑です。

照りつける日射に比して深くなる緑陰に、小さなカマキリ。
虫たちは逞しく都心のテラスで生き抜いています。

二十四節気七十二候に「蟷螂生(かまきりしょうず)」というのがあります。(第二十五候)
してみると、このカマキリも六月の芒種の候に生まれたものでしょうか。
小さいながらも鎌は立派なものです。

おう なつだぜ
おれは げんきだぜ 
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

「おれはかまきり」という、よく知られたこの詩の作者、工藤直子さんは、小さなカマキリが一人前に鎌を振り上げている様子を見て詩を書いた、と語っているそうです。

カメラ目線ですが、「かまを ふりかざす すがた わくわくするほど きまってるぜ」と思っているのかも。

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写真:新宿 合羽坂テラスから 撮影 masacoさん

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