恵比寿日和

二十四節季便り『小寒』

初候

  第六十七候「芹、盛んに育つ」

  新年あけましておめでとうございます。
  三が日は天気も良くて
  気持ちの良い新年の幕開けとなりました。
  元日、散歩をしていたら、
  「この時期に白い花が満開?」という樹に会いました。
  答えは花ではなくて、
  ナンキンハゼの白い種子。
  秋には紅葉も美しくて、
  四季を通じて楽しませてくれる
  中国産の落葉樹でした。

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次候

  第六十ハ候「地中の清水、動き始める」

  夕方ふと空を見上げたら、落葉した寒々しい樹木から、月が覗いていました。
  大寒よりも小寒のほうが寒気を感じることがあるそうです。

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末候

  第六十九侯「雉、鳴く」

  雉は、万葉集にも登場する日本の国鳥。求愛の鳴き声は、
  春の兆しを感じさせるものだったのかもしれません。

  「雉、鳴く」は小寒の末候。大寒も目の前です。一年で一番寒い季節。
  でも、季節は春を胚胎しながら進んでいきます。

  樹々の冬芽の膨らみが私たちにそのことを教えてくれます。
  (写真はシラカシの冬芽です)

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