恵比寿日和

二十四節季便り『冬至』

初候

  第六十四侯「夏枯草、芽を出す」

  寒いですね。
  空気が澄んで、
  ソヨゴの赤い実も艷やか。
  今日は冬至、ゆず湯でゆっくり温もりたいですね。

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次候

  第六十五侯「大鹿、角を落とす」

  合羽坂テラス、今年最後のテイカカズラの実。
  実がパンと割れ種がいまか、いまかと巣立つのを待ってる様。
  種には鳥の産毛のようなふわふわ艶艶の羽を持っていて、
  巣立つという言葉がぴったりな気がします。
  風に乗ってどこに行くのでしょうか。

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末候

  第六十六侯「雪の下で、麦の芽のびる」

  七十二候の中でも好きな一候です。
  季節の言葉は、この頃から次第に春の兆しが感じられるようになってきます。

  さて、年の瀬になると気になるのが我が家の小庭の千両の実です。
  大晦日まで待って、ひと枝正月飾りにもらうのですが、一昨年も昨年も、
  それより前に鳥たちに食べ尽くされてしまいました。
  元々、この千両は、鳥たちが運んでくれたもの。
  優先権は彼らにあるので仕方がありません。

  この冬も南天が早くからなくなってしまったので、諦めていましたが、
  今年はちゃんと残してくれたようです。
  それはそれで、どうしたのだろうと気にはなるのですが。

  一年の終わりを表す言葉は色々ありますが、年の湊もその一つ。
  希望をたくさん積み込んで、新しい年へ佳き舟出を。

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