恵比寿日和

先日、千葉の養蜂家からお伺いしたお話。

国内の養蜂家が飼育しているミツバチの98.9%がチヂレバネウィルスなどの感染症に罹患していることが日本養蜂協会の調査でわかったのだそうです。
その養蜂家の方は「自然界では考えられないほどの密度で巣箱を密集させ、病気にならないよう予め抗生物質を与え、単一の植物を採蜜させる、そんな効率重視の養蜂を続けた結果です」と語り、現下のコロナ禍と重なって見えて仕方がないとおっしゃっていました。

チヂレバネウィルスに感染した蜂は、羽が縮れて働けず、やがて巣箱で形成されていた蜂社会は崩壊するのだそうです。

そんなお話を聞いた直後に、協生農法を研究されているソニーCSLの船橋真俊さんのこんな投稿に出会いました。
5×緑では、協生農法の都市での実験を少しだけお手伝いしたことがあり、この考え方に関心を寄せていましたが、農業を通した文明論にますます興味が湧きます。

「表土とウィルス」と題された論考です。
「COVID-19が生まれてきた理由に見え隠れする文明と自然を再び寄り合わせる鍵」をみつけることができるかもしれません。

https://synecoculture.org/blog/?p=2640

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写真はSyneco blog

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