恵比寿日和

二十四節季便り『大寒』

初候

第七十侯「ふきのとう、咲く」

二十四節気の大寒です。

合羽坂テラスの植物たちも
冬芽を少しづつ膨らませて春の準備をしています。
そんな中、落葉樹のコナラやクヌギは茶色い葉をつけたまま。
それは、コナラやクヌギはブナ科の樹木で、ブナ科の祖先が熱帯の常緑樹だったためのようです。

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次候

第七十一侯「水沢、氷を張る」

桜の根元に作られているバイオネスト。
選択除草に通って5年が経ちますが、もうすでにここにありました。
落ち葉や草を細かくして、それを分解して堆肥になるわけですが、この桜は恩恵を受けてとても元気になったそうです。

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末候

第七十二侯 鶏、はじめて卵を抱き始める

二十四節気 七十二侯も一巡り。
「東風(こち)氷を解く」立春もすぐそこです。

三寒四温という言葉が思い出される今日この頃。元々は、厳しい冬の中にわずかに寒さの緩むのを感じ取る心を言ったようですが、昨今の寒暖差は大きすぎて、そんな繊細な感受性はおいてけぼりにされてそうです。

三寒の四温を待てる机かな 石川 桂郎

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