恵比寿日和

神山 カフェとITとL型庭園灯

徳島 神山滞在の3日間、行く先々で素敵なカフェやレストランに出会いました。
共通しているのは、古民家や木を使った居心地の良い空間に、音楽が流れ、そして窓外に滴るような緑!が広がっていること。

そして、そのいくつかには5×緑のL型庭園灯が導入されており、小さな町におけるその出現率はなかなかのもので、「ほら、あの上が曲がってる街灯、あれ作ってるヒト」と紹介されると、町の人が「あーっ」と頷く様子に、微苦笑しつつも、ありがたいことです、と思いました。


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面白いと思うのは、町にサテライトオフィスを構えたIT企業が、宿泊や飲食のサービスに乗り出していること。
神山町では2004年の光ファイバーの整備を機にIT企業のサテライトオフィスが進出し、中山間地の「まちづくりの成功例」として注目されています。
それら企業が、こうしたホテルやレストランを欲しいと思うからなのか、町のあちこちに素敵な空間が生まれ、それが呼び水となって、移住してきた人たちや町に戻って来た人たちが、新しく店を始めたりもしているようです。

地域への想いがあるので、地元の農家や森との連携も始まっています。
それが、それぞれの店の懐を深くし、働く人の楽しさにつながっている気がします。

ちょっと驚いのは、どの店も賑わっていること。
三連休とはいえ、中山間地→限界集落→人がいない、的なイメージとは全然違う光景がありました。
「神山つなぐ公社」が月に何度かバスを出して、新しくできた施設を見て回るツアーを運営していて好評だそうで、観光客や若い人だけでなく、町のお年寄りなんかも結果足を運んだりしているらしいてす。

そして、お洒落なカフェめしに「味が薄い」騒ぎが。(これは、どの地方でも起こる「あるある」だと聞いています)
楽しいのは、このクレームが町長さんに行くことで、さるレストランのオーナーは「町長から味付けの要望がくるんだから参るよねー」と笑っていらっしゃいました。

食堂「かま屋」さんでは、とても美味しいパンをつくっていて(お土産にたくさん買いました)、町内で小麦づくりも始めたと聞いて感心していたのですが、ある日「食パンが硬くてかめない」という町民の意見がもたらされたそうです。
丁度、件の食パンを食しながら「もちもちして美味しいです」とかま屋を営むフードハブ プロジェクト代表の林さんに伝えた場面で、この話題に。
で、コードネーム「飲めるパン」の商品開発が始まったとか。

と、心楽しい話題の尽きない神山の旅でした。


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