活動レポート&里山便り

2009年

今週も馬頭から季節の便りが届きました!

 

ここのところ、東京も冷え込みが厳しく、霜柱や薄氷が見られる日がありました。

ちょうどオフィスでは「馬頭では雪が降っているのかなぁ~」と話題になっていたところです。

馬頭には本格的な冬が到来したようです。 

 

  

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昨日、おとといと雪がちらつきましたが、今朝はうっすらと雪化粧しました。

今も(8時)ちらついています。

写真は寒さにうちふるえながら愛車(軽トラ)の暖気運転をしにいく奈良さんです。

 

 

 

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5×緑の里山ネットワークである、馬頭の森の佐藤さんや奈良さんたち地元の林業振興

会が主宰する里山イベントを、ちょこっとだけ5×緑がお手伝いさせてもらいました。

 

*イベントの様子は「活動レポート&里山便り」1130日アップでも紹介しています。

 

このイベントの中で、地元の子どもたちにどんぐりキューブを育ててもらおう!という

企画がありました。

 

山で拾ったドングリをポット苗に埋めて、発芽した苗を育ててもらおうというもので

す。

うまく育った苗は、私たちが引き取って、「どんくりキューブ」につかわせてもらう

計画です。

https://www.5baimidori.com/satoyama/donguri.html

 

チーム5×緑の矢澤さんにドングリのお話や植え方を教えてもらって、みんなで一生懸

命植え付けてくれました。

 

うまく芽が出てくれるかな。

春が待ち遠しいですね。

 

 

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矢澤さんからどんぐりのお話や作り方を教えてもらい(みな真剣です!)、さっそくポットに土(アクアソイル)を詰めます

 

 

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アクアソイルをぎゅぎゅっと転圧し、矢澤さんにチェックしてもらいます

 

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一つ一つ丁寧にどんぐりを蒔いています

 

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作り終えた子供たち 自分のものが分かるように葉っぱを乗せてマーキング

   

 

 

馬頭から続報が届きました!

 

この時期、「東京から人が来る!」となると、馬頭の佐藤さん家のお父さんは「山へ柴
刈り」にではなくて「川へ鮭捕り」にでかけます。
産卵に川を上ってきた鮭を捕まえるのだそうです。

山にお邪魔して、食卓に並んだ山盛りのイクラに驚いたことがあります。
「お父さんが昨日、川に行って捕ってきた」と聞いて二度ビックリ。
「スゴイ。。。」としか言えませんでした。

鮭はこうして干して冬の保存食にするんですね。
先月の「里山便り」「霜と大根」の大根も、二週間でこんな感じに。

こんな軒先にも、冬の深まりの風景があります。

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大根もいい感じで干しあがっています。


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親父が那珂川で獲ってきた鮭も一緒に干してあります。

 

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1115日から16日へかけて、栃木県那珂川町緑里山ネットワーク「馬頭の森」
へでかけました。
「馬頭の森」では、2008年春から緑が里山の管理委託を行っています。

今回の訪問の目的は、都市緑化に生かす里山の植物の材料供給を目的とした里山管理
の方針について話し合おう、というもの。

2008年春からスタートした里山の管理委託も2年目を終え、その経験から来年以降の管
理の方針を決めたいということで、管理をお願いしている里山本舗のみなさん、そし
て慶應大学との共同研究(三井住友銀行助成)2008年からフィールドで調査を担当し
ていただいている日大生物資源科学部の大澤先生が現地に集合しました。

初日の15日は、地元の林業振興会主催のイベントがあり、青空の下で地元の皆さんと
けんちん汁を味わったり、木の実を使ったクラフトづくりなどを楽しみました。

その間、大澤先生は里山ネットワーク周辺で在来植生の残っている場所を走査。

翌日は、朝から「馬頭の森」でミーティングをし、現地を歩きました。

大澤先生からは2年近く続けられた植生調査の中間報告がありました。
「馬頭の森」では約400種の植物が確認され、帰化率も78%と、馬頭が豊かな里山で
あることがわかりました。中には、希少種も確認されています。

また、都市緑化のために今年植物を採取しましたが、その復元状況の中間報告もあり
ました。
それによると、比較的回復の早い箇所もありましたが、法面は表土、植物の出現種数・
緑被率とも回復しにくいようです。
緑が管理委託をしているフィールドも同様に復元は芳しくなく、当初予想していた
よりも植生の回復には時間がかかりそうであることが明確になりました。

このため、林床の植生が豊かな場所を新たに管理地として加え、これまでの管理地に
ついては、多様な植生に復元できるよう人手をかけて「育成管理」してはどうか、と
いうことになりました。

今回の貴重な話し合いを元に、来年以降の「馬頭の森」の管理計画をまとめる予定で
す。

 

 

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地元の方と手作りのお料理を囲んで

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"美しの森"で木の実を使ったクラフトづくり

 

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管理委託地の"馬頭の森" 復元状況や林床植生などを確認。色彩の移り変わりが多彩なハゼノキ。

 

 

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この足跡は・・イノシシです!根を食べたのでしょうか?穴を掘った跡もありました。

 

 

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様々な色や形の馬頭の森の落ち葉  木の実で作ったオーナメント 

          

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

5×緑の里山ネットワークである栃木の馬頭からこんな季節の便りが届きました。
都会にいると、寒くなってきたなぁーという感じはあっても、どこかで知らないうち
に季節が通り過ぎていくようなところがあります。季節があって、暮らしがある。そ
んな感覚を忘れないようにしたいと思います

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馬頭は、寒くなってきました。

霜柱が立つようになり、朝はしんどいです。

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この寒さがきたので、たくあん用の大根を干しました。

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神奈川の高校生たちが、この夏、5×緑の「里山ユニット」の製作体験をし、そこに使われている植物の故郷を訪ねて、馬頭の森(5×緑の里山保全フィールド)を訪れました。
地元の馬頭高校生徒会の皆さんと一緒になって馬頭の森の草刈りを手伝ってくれました。
地域の農家に宿泊しての2泊3日の里山訪問。
心温まる交流が生まれたようです。

最終日には、再び横浜に戻って、グループごとに体験報告会をしました。

それぞれに里山の植物や環境、そして人に思いをいたす夏になりました。
このプログラムは、三井住友銀行助成による慶応大学との共同研究の一貫として行われました。
ご協力いただいた日本大学生物資源科学部及び那珂川町役場、教育委員会に深謝いたします。

当日の詳細レポートは以下のページからダウンロードしてご覧ください。

https://www.5baimidori.com/satoyama/keio_ryokuiku.html

■きのこごはん

馬頭には、コナラやクヌギからなる雑木林が広がっています。

コナラやクヌギは、しいたけの原木に使われます。原木に直接種菌を打ってしいたけを栽培するのですが、

その採れたてのしいたけを使ってきのこごはんを作りました。

おばあちゃん曰く、しいたけは"クヌギ"、なめこは"サクラ"の木から採れたものが味と香りがあっておいしいそうです。

 

しいたけ原木の切り出し作業の様子はこちら

https://www.5baimidori.com/satoyama/activity/200711.html

 

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・しいたけなど季節のきのこ

・醤油

・みりん

・砂糖

・酢

 

 

   

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① きのこ類は薄くスライスする

② ①に醤油、みりん、砂糖、酢を加えて煮る

③ 炊き上がったご飯に②を混ぜる

 

--- おばあちゃんmemo  --------------------------------------------------

 

・煮たきのこは、小分けにして冷凍しておくと便利

・きのこの他に、人参、れんこん、ごぼうなどの野菜を加えてもおいしい。

・きのこは、一日天日に当てるとうまみが増します。

 

 

1025日、5×緑里山ネットワーク「馬頭の森」を訪問しました。

日大・慶応の学生さん2名と玉井で現地入り。

前回の訪問(7月)とは風景が一変、紅葉の季節です。

 

 

佐藤さん宅でお母さん手づくりの山の幸ランチをごちそうになった後、日大の学生さんは表土採取跡地のモニタリング調査のためフィールドへ、慶応の学生さんは馬頭へIターンした方へのヒアリング調査のため町へ、そして私は里山の食文化、季節の里山料理についてお母さんにヒアリングいたしました。

 

 

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日大の学生さんのモニタリング調査の様子。

学生さんによると佐藤さん宅にほど近い草地では、約190種ほどの植物が見られるとのこと。

 

 

 

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キノコの季節です。

伐採したクヌギのほだ木で育ったしいたけ。一雨降るとあっという間にこのサイズに。

しいたけはクヌギ、なめこはサクラのほだ木がおいしいものができるそう。

シイタケ原木の切り出し作業の様子はこちら

https://www.5baimidori.com/satoyama/activity/200711.html

 

 

 

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秋の野菜満載の山の幸ランチ 

 

 

 

 

 

 馬頭のおばあちゃんお手製の"ゆかり"や"しその実漬け"は、お弁当のおともにぴったりの一品です。

 

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recipi006_yukari.JPG・青じその葉

・青じその実

・塩

・とうがらし

 

 

 

 

 

 

 

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青じその葉  ① 葉を塩でよくもみ、さらしで包んで水分を切る

        ② 十分に水分が切れたら、細かく刻んで塩をまぶす

 

青じその実  ① 実を塩に一晩漬けて、塩水を捨てる

        ② もう一度塩をして、刻んだとうがらしを入れる

 

--- memo  -----------------------------------------------------------

 

青じその葉を塩でもみ、カラカラにするのがポイント

青じその実は、焼酎またはウイスキーを少々入れると日持ちが良くなる。

 

 

真っ赤な色が一見辛そうですが、とうがらしの甘みが優しい"辛くないどうがらしみそ"です。

シンプルに蒸し野菜につけて食べるのがおばあちゃんのおすすめ。

 

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 ・辛いとうがらし    少し

・辛くないとうがらし  たくさん

・味噌

 

※辛さはお好みで。とうがらしの分量で調整してください

 

 

 

 

 

 

 

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① とうがらしを縦半分に切り、種を取り出す

② ①のとうがらしをフードプロセッサーで細かく刻む

③ フライパンに②と味噌を合わせて炒り煮にする

 

 

 

 

 

 

京都府美山町は、かやぶきの美しい里山の集落がつとに有名なところです。
ここに矢澤ナーセリーの矢澤さんの友人が住んでおられ、かねてよりその方を通して、「5×緑の植物の生産地の候補になれないだろうか」と言うお話があました。
関西はこれから強化していきたいエリアでもあります。


ということで、お盆の混雑が終わるころを見計らって、東京から、田瀬、矢澤、宮田、滝本の4人、そして関西エリア代表として畑の松本さんが参加。
総勢5人で一泊二日の現地視察を行いました。

当日午後に美山に入ってから、松本さんの車に乗せていただき、まずは周辺の環境と植生をリサーチ。
山合いを縫うように流れているのは、アユ漁で知られる由良川。あたりの山の緑を映しこんで、滔々と流れていきます。
一見豊かな緑の山々ですが、ここも多くは杉とヒノキの針葉樹。あ~あ、ここでもナラの立ち枯れは目立っています。
先日来の大雨で山にはなぎ倒された杉がそのまま放置されているところも見受けられます。
車をどんどん上流に走らせ、途中からは徒歩です。どんどん歩いて行くとだんだん5×緑で見慣れた植物が増えてきました。


ちょっと安心。


川のなかを見ると、ホタルが餌にするという「カワニナ」という黒い貝も見られます。やれやれ、ここまで来たかいがあったという気がしてきました。

さて、夜7時からが本番の会合です。矢澤さんの友人ご夫妻をはじめ、地域振興会のメンバー8人と我々5人で初顔合わせ。村の環境保全をなんとか5×緑の里山の里山保存活動と連携できないか~と云うのがテーマです。
自己紹介のあと、美山の環境をどう残していくかという熱心な話し合いがなされました。
以下、かいつまんで......


  ・18集落中5つが限界集落になっており、共同作業ができなくなっている、だんだん過疎化が進んでいる 
  ・鹿の被害が急激に拡大化し、根こそぎ農作物に危害がでて、かなり深刻になってきている。
   (自衛隊を巻き込んで包囲網を張り巡らしているが、それでも被害は高まる一方)
  ・この数年で、急激に在来種の植物が失われている。今なんとかしなければならない。
   子供を巻き込んでのどんぐり拾いは可能性があると思われる
  ・モデルフォレストを活用することはできないか
  ・先を見据えて、何を守るべきか......やるならばいい加減にはできない

 

こちらからは、田瀬さん、矢澤さんから、里山の環境の劣化と都市の再生についての話、どんぐりキューブ取り組みの意義などについて、また、松本さんからは、畑地区での取り組みについての話をしていただきました。
2時間の会合が終わった時は、あたりはとっぷり深い山の闇のなかでした。

失われようとする植生を保存していく活動は地道ですが、美山の皆さんは、まず何物にも代えがたい、何とか「美山の自然を自分たちの手で守っていきたい!」という原動力をお持ちでした。

 

印象に残った余談をいくつか~。

夜旅館で頂いた、アユ料理と、シカ肉の塩漬けがことのほか美味しかったこと。
(ジビエご法度ですが、箸が止められなかった......

それから、大きなアオサギがいたのですが、子供のころ、松本さんはこのアオサギをずっとずっとペリカンだと思っていたこと
(ずっと思い出しては笑ってます)

それから、井上陽水の歌に出てくるホンマもんの夏休みがありました。

 

 

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美山は「水」もブランドです。つめたくて、ホントウにおいしい。ほたるが乱舞するというのも納得

 

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下層植物は残念ながら今は貧困です

 

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集落が共同作業でくらしを支えあってきたからこそ、今も美しく存在しているかやぶきの家々

 

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上流に行くと、在来植物は健在!です。可能性はあります!

 

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これが天敵「シカ」の塩づけ。なんだかシカさんに気の毒だったのですが、これが実に淡白で「ん?んまい」

 

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美山の鮎漁はつとに有名。ギュッと小ぶりのあじわい深さが身上です

 

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2時間ー。熱いギロンに畑の松本さんもちょっとびっくり!

 

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モデルフォレストの候補となっている「丸山」

 

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小学校も木造です。全校生徒は28人。豊かさが違います。

 

 

夏から秋にかけてなすのおいしい季節。
馬頭では、なすをチチタケ(きのこ)の毒消しとして一緒に料理に使います。
代表的なのが、なすとチチタケをごま油で炒めてからお味噌汁でいただくというもの。
チチタケからよい出汁が出ておいしいとのこと。


※チチタケ(チダケ)は、馬頭周辺で好まれよく食べられるきのこ。

 乳白色の汁ができることから"チチタケ"と呼ばれるそうです。

 

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■なすの揚げびたし

recipe003_nasu.JPG・なす

・出汁

・醤油

 

 

 

 

 

  

 

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① なすは縦半分に切り、油で揚げる

② 揚げたなすの皮をむき、出汁醤油につける(冷蔵庫)

③ なすに味がしみたらいただく

※蒸しなすにして、ポン酢でいただいてもおいしい

 

◆ なす料理いろいろ

 

  かもなす ・・・半分に切り、油で揚げて味噌またはにんにく(すりおろし)醤油で。

  長なす   ・・・縦半分の半月切りにし、塩、みょうばんとともにビニール袋に入れてしばらく置く(冷蔵庫へ)。

           長なすから出た水分をよくしぼって、からし醤油でいただく

 

 

 

昔は、育てた大豆で味噌も醤油も手作りしていました。

大家族でたくさん仕込むため、大きな樽が並んだ専用の味噌蔵があるのですが、

この蔵は家屋から離れた場所にありました。

日常に使うものなので家屋に近いほうが便利では?と思いがちですが、

火事があった時に被害にあいにくいという理由から距離をおくようになったそうです。

味噌蔵のほかに米蔵も同様だったそうですが、それくらい味噌や醤油、お米は貴重なものだったのですね。

 

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■青豆(青大豆)

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・青豆(青大豆)

・醤油 または ポン酢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  --- 下準備  ----------------------------------------------------------- 

 

・青豆を水で洗う。ボールなどに水を入れ一晩漬ける

・鍋に湯を沸かし、一晩水に漬けた青豆を豆くささが抜けるまで煮る。

 

 

その1  煮た青豆に醤油またはポン酢をかけていただく

 

その2  煮た青豆をミキサーにかける。

水分は、お味噌汁へ

固形分は、好みの野菜と小麦粉と混ぜて天ぷらに。

あるいは小麦粉と好みの量の砂糖を混ぜてオーブンで焼いてクッキーに。

 

 

--- おばあちゃんmemo  ---------------------------------------------------

 

時間がないときは・・・

  水で洗った青豆を耐熱皿に重ならないように並べ電子レンジで2分。すぐに食べられるそうです。

 

 

里山レシピでは、里山の季節の恵みを取り入れた、馬頭おばあちゃんの手作り料理をご紹介していきます。

 

梅干

馬頭のおばあちゃんは、毎年お庭の梅の木のウメで梅干しをつけています。

おばあちゃんの梅干しは、とても香りが良くフルーティ。

そのひけつは・・・よく熟した梅の実をつかうと良いそうです。

 

 

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recipe001_ume.JPGうめ     1kg                             

・塩      1/2合

・赤じそ    適量

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--- ポイント  ---------------------------------------------------------- 

 

・うめを塩に漬けて、梅酢が上がってすぐ干す。

・土用干しの後に味をみて、「みりん」または「お酒+お砂糖」を好みで足す。

・カリカリうめにしたい時は、梅酢があがったら冷蔵庫へ入れて保管する。

・赤じそは、塩でよくもむ作業を三回ほど行ってから、うめと一緒に漬ける。

 

 

--- おばあちゃんmemo  --------------------------------------------------

 

梅酢の利用

  ・大根を薄く切って塩でもみ、梅酢に漬けると色味もきれいなお漬物に。

 

 

5月10日

半年ぶりの畑。

地元の宮脇さんや松本さんが手入れをしてくださった棚田も新緑の季節です。

 

 

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昼過ぎに現場に入り、帰化植物のヒメジオンとオランダミミナグサを除去。

アゼターフの採取候補の田は4枚。なかにはすっかり帰化植物に覆われてしまった田んぼもありました。

アゼターフを1枚だけ実験的に採取しました。

地主のご夫妻にも見ていただきました。

 

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慶応大学との共同研究の一環として、川崎の大師高校で行った里山ユニット製作体験教室を行いました。


今回の体験授業では、製作体験の前に大学生(慶応大学の共同研究参加学生/慶應+日本大)による事前授業があり、事後にも授業を行うという中身の濃いものでした。


高校生たち、とても頑張ってユニットを作ってくれましたし、大学生の問いかけのなかで、5×緑の里山ユニットを自分たちの生活に引きつけて考えてもらえたようで、とても嬉しかったです。

 

 

日本大学の小島さん報告より。
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■テーマ:
取り纏めの回として、「5×緑で創り、伝える」をテーマにプログラムを組みました。

■時間:56時限(1330142014301520

■内容
5時限目>
11201205のおさらいをPowerPointで説明。

12055×緑を仕立てた生徒と担当した大学生と一緒に、「5×緑の題名、題名の由来、定植した植物の名前、特徴」をA4用紙にまとめ、班毎に発表してもらいました。また、まとめた用紙はラミネートして5×緑に取り付けました。

6時限目>
5×緑を使った緑化デザインを個人に自由にB4のケント紙に描いてもらい、簡単なデザインコンペを行いました。

発表項目は、
「題名、どこに5×緑があるといいかorどんな5×緑なら欲しいか?、その効果などの設定」としました。
一人一人の作業、発表の緊張感と笑いありで盛り上がったように思います。

出てきたものとしては、
砂漠に5×緑を持ち込んだ作品、公共トイレを5×緑で緑化した作品、高速道路の緑化や自動車、自転車と5×緑を併せた作品、自分のベットを5×緑した作品と様々でした。

みんなの投票で一位を取ったのは、テレビと5×緑を併せた作品でした。
テレビを見た目を緑で癒して、また家族の目線が集まりやすいところに緑があるといい、マツを植えたらおじいちゃんが盆栽にして。などの細かい設定もありました。

里山を意識した作品は出せなかったのですが、
生徒みんなが思い思いに5×緑を展開させて自分で表現し、発表したことは大きなことだったかと思います。

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■ご報告する事柄として
・感想はたくさんあって書ききれません。
・最初のおさらいで、12/05の写真を映した時はみんな思い出深かったようで、反応多かったです。みんな土壌硬度15mmは覚えていました。経験させることは大切だと実感です。
・きっと今は生徒たちにはただの思い出なのかもしれませんが、今後の高校生活や環境・緑について考える場面があったとき、きっと役立つ授業ができたと思います。
・また一連の5×緑を使用した今回の授業を冊子などの記録に残すべきだと思いますが、いいかがなものでしょうか?
・最後に、赤塚先生、矢澤さん、宮田さん、大澤先生、松山先生、中村先生、そして大学生スタッフの皆様本当にありがとうございました。お疲れさまです。
取り急ぎですが、以上です。
長文失礼いたしました。
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