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2013年9月の記事

国体へ! 味スタ 西競技場の緑も豊かに

2013-09-27 (Fri)

28日から始まる東京国体。

その会場となる味の素スタジアム西競技場でも、国体へ向けての準備が進められています。

トラックの周囲を取り囲む草土塁も2年の時を経て、ますます緑豊かに。
アスリート達の活躍を見守るかのようです。

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事前養生緑化ユニットとして設置された緑の立ち上がりも、
厚みを増したツル植物が、トラックを縁取っています
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NPO法人馬頭里山本舗がいよいよスタートに!

2013-09-26 (Thu)

下草が豊かに育っている雑木林は今の日本では希少です。
過疎化や高齢化によって人の手が入らず荒廃化した森林は、下草は藪化し、人を寄せ付けなくなっています。
その意味において、わたしたちの里山ネットワーク「馬頭の森」はホンモノの里山。
里の人々によって適切な林床管理が行われ、在来種の下草が豊かに育ってる全国でも数少ない地域の一つといえます。

ゴバイミドリが馬頭の森の皆さんと共同で植物の保全に取り組むようになって、ことしで7年目。この間、林床管理の委託先として在来種の育成と供給をお願いし、さらには慶応大学&日本大学の環境創造研究の実験地としての活動、そして都市部の高校生たちの環境学習の受け入れや環境イベント交流‥‥様々な活動を通して、都市と里山の循環を深めてきました。
こうした動きを背景に、この活動のコアメンバーである那珂川町の林業振興会の有志たちが、これまでの活動を永続的に多角的にしようとNPO法人「里山本舗」を立ちあげることになりました。

目的は大きく5つ。
  ①里山の環境再生と地域生物多様性の回復
  ②地域の子供たちの環境学習の推進と里山文化の継承
  ③適正な林業技術の継承と林業技術者の育成 
  ④都市住民への里山環境の重要性の啓発
  ⑤他地域への里山保全活動団体等との連携の推進と交流、支援

こうした活動は法人化することにより継続的に発展させていける可能性が広がり、それによって里山の活動が活発化し、さまざまな地域との交流、活動への支援も呼びかけもしやすくなってきます。

実際にこの活動を知った東京の企業からも支援の手が挙がりました。
ノルウェーに本社をおく東京大手町の大手アルミニウムサプライヤー「ハイドロアルミニウムジャパン社」です。「単発ではなく、継続的に支援することによって、本当に地域環境や植生が回復していく効果を見届けたい」という同社のCSR活動の理念のもと、今回、里山本舗の活動内容に共感をもっていただきました。

設立は12月を予定しています。
これまでなかなかやりたくてもやれなかった、林業技術の継承、他地域への出前活動なども本格的に動き始めます。
里山の再生は未来への貢献。
後継者が途絶えない全国の里山のモデルケースになるためにも、より多くの支援の輪が広がることをわたしたちも応援していきたいと思います。

「ひとの居場所をつくる ――ランドスケープ・デザイナー田瀬理夫さんの話をつうじて」が出版されました

2013-09-19 (Thu)

田瀬理夫さんのインタビューから一冊の本が生まれました。

本の題名は、「ひとの居場所をつくる」 (筑摩書房) といいます。
  
田瀬さんは、「ゆりが丘ビレッジ」や「アクロス福岡」、「地球のたまご」などのランドスケープ・デザインを手がけた造園家。

著者は、「自分の仕事をつくる」「自分をいかして生きる」などの著作がある西村佳哲さん。

西村さんが、間に田瀬さんの公開セミナーなどを挟みながら、2年の歳月をかけて田瀬さんを取材し、その仕事や在り方をまとめました。

ランドスケープ・デザインという枠を超えて、これからの地方のこと、都市のこと、とりわけ東京のこと。。。
そして、西村さん自身の「これからの日本でどう生きてゆこうか?」という問いに導かれた、働き方や暮らし方、つまるところは生き方! について、考える本になっています。

とともに、優れて「ランドスケープ・デザインという仕事の本」でもあります。

田瀬さんが、長年携わっている遠野のプロジェクトを皮切りに、本編は始まります。

間に差し込まれた遠野の写真は、写真家・津田直さんの作品です。

西村さんをはじめ、津田さん、ブックデザインの千原航さんら、田瀬さんよりも若いジェネレーションの才能が、「田瀬理夫」という人物に、ひと時思い切り思い入れ、それぞれの仕事を全うしながら一冊の本を紡ぎ出していった様子はとても爽やかです。

佇まいの良い、素敵な本だと思います。




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部屋の中に木漏れ日を

2013-09-18 (Wed)

太平洋高気圧の影響で記録的な暑さになった今年の夏。

緑のカーテンのの効用を感じた方も多かったのでは。

5×緑の里山ユニットでつくった緑のカーテンをご紹介します。

ベランダに常緑の里山の植物を混植した里山ユニットを置き、そこから金網のパネルを天井まで伸ばしてツル植物を這わせています。

常緑樹が緑のスクリーンをつくり、夏の日差しをさえぎって、涼やかな緑陰の光を居室に投げかけています。

この住宅では、野芝のテラスに野の花を混ぜ、季節を楽しむコーナーも設けています。

P8132741.JPGのサムネール画像

P8132745.JPGのサムネール画像

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馬頭琴コンサートのお知らせ

2013-09-16 (Mon)

5×緑の里山ネットワーク、馬頭の森からのお知らせです。
 
10月13日(日)に栃木県那珂川町の馬頭の森近くの棚田で「馬頭琴のコンサート」が開催されます。
なんと客席は収穫後の田んぼと畔!
思い思いの場所に腰をおろし、ぐるりと森で囲まれた棚田に響き渡る馬頭琴の調べに
耳をかたむけてはいかがでしょうか。

少しずつ木々も色づき、どんぐりなども木の実も目にすることのできる気持ちのよい季節。
里山の風景もお楽しみください。
 
 
お申込み・お問い合わせはこちらへ。
 
詳しくはチラシをご覧ください。
 
 
 
 
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