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「ひとの居場所をつくる」 文庫版化とイベントのお知らせ(6月13日・6月20日)

2020-06-11 (Thu)

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ランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんのインタビューを元にした、西村佳哲さんの著作「ひとの居場所をつくる」が文庫版になりました。(ちくま文庫)

今月、文庫化を記念したイベントが開かれます。

■6/13(土)
青山ブックセンターのウェビナーで、西村さんが聞き手になり、田瀬さんが建築設計の堀部安嗣さんや安宅研太郎さんと協働した最近の仕事について聞きます。
https://note.com/lw_nish/n/n11ace37d5a64

■6/20(土)
田瀬さん、西村さんと、スタンダードブックストアの中川さんを交えたお話会。
https://peatix.com/event/1479091/

文庫版では、寺尾紗穂さんのあとがきが新たに付け加えられています。

この中で寺尾さんは、田瀬さんの持つ人生観の時間の長さに触れ、「おそらく企業も政治も、何かの決定に際して『未来世代への責任』という一項目を加えたら、世の中はずっとまともになるだろうが」と記しています。

街の緑を増やすことを生業としている身としては、寺尾さんが「イーズメント」に触れた部分も心に留まりました。
「ばらばらの街路樹や、人の敷地が歩道になっている」サンフランシスコに対して「日本では、公道はアスファルトとコンクリートの側溝で覆われている。アスファルトは公の象徴であり、ここに庭の木の枯葉が落ちたら、公共の迷惑にならないように日々せっせと清掃しなければならない。そんな重圧に耐えかねて持ち主が木を切ってしまうケースも多い」。
そんな経験を傍らに「ランドスケープ・デザインは、境界を消すというか、解き放つというか、そんな仕事」という田瀬さんの言葉に、「区切り、峻別し、画一性に向かおうとする公の力から、私たち自身がもう少し自由にふるまい、公私のあわいに自己を表現していけるのなら、そこはきっと素敵な風が吹く場所になっていくのだろう」と言葉を繋げていて、そうした視点は、この本の中に一貫して流れる基調だと、あらためて気付かされました。

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