5×緑ニュース

「遠野ふうけい会議」に賛同します。

5×緑は、その土地の「らしさ」やその場所ならではの「風景」が大切だと考えてきました。
「在来種で街に緑を」というテーマも、地域らしさを取り戻していきたいという思いがあるからです。

街から時間や記憶が失われて、どこも似たり寄ったりの表情になってしまうことに寂しさを感じています。
均質で画一的な街の風景 ------ 気がつけば地方も同じようです。

私たちと縁浅からぬ遠野で、駅舎を壊す計画があると聞きました。

遠野の駅舎が誕生して70年。
時を経た駅舎には、落ち着きと品格があります。


遠野駅を巡るさまざまな論考を拝見して、この駅が戦後復興まもなくの物資のない時代に、知恵を絞り、新しい試みの構造を使って建設されたことを知りました。
当時の構造の建物はもう残っておらず、文化財に登録される価値のあるものであることも。


失ってしまえば二度と取り戻すことはできません。


私たちは、遠野の宝物のようなこの建物を守る活動に賛同します。


「遠野ふうけい会議」という活動体が誕生しました。
これからの遠野の風景を考えていこうとするフラットで開かれた場です。
駅を壊す/残す という対立の構造を超えて、未来の風景をポジティブに、明るく見すえようとする「会議」のみなさんに敬意を表します。


◾「遠野ふうけい会議」のサイト
https://www.tono-fukei.com/


◾遠野駅100年プロジェクトの賛同はこちら
https://bit.ly/35GrhPf


自然でも建物でも時間を蓄積した地域の資産が、安易に壊され、薄っぺらな景色に置き換わっていく状況は、ひとり遠野だけの問題ではありません。
だからこそ、この呼びかけが実ることを願っています。

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