ご自宅の建て替えをされたお施主様より「家族や近所の方々、通りすがりの方々が、ささやかな季節の変化を感じられるような植栽をしたい」とご依頼をいただきました。
通りに面した植栽スペースを部分的に金網カゴで立ち上げて低木と野の花を、スペースが限られる所には野の花を中心に40種ほど混植しました。
宅配ボックスの足元など限られたスペースには野の花を混植
玄関には里山ユニットのスリムタイプを設置
1年経過した30㎝キューブと比べると子供のような感じです。
子供たちの通学路にもなっている通りは、駅にほど近いこともあり人通りも多めです。
通りを通る人たちが楽しめるよう、お施主様と一緒に樹名札を付けました。
ノアザミ、ゲンノショウコ、タチツボスミレ、ホタルブクロ、オカトラノオ、ミツバチグリ、ヤマブキソウ...
植物の名前を札に書いて、それを一つ一つ足元の小さな植物に付けていきました。
「同じように見えていたけど、だんだん違いが見えてきた~。それぞれみんな違っていて面白いねぇ」とお施主様。
姪っ子ちゃんも「これにもつけたい。楽しいー!」と暑さを忘れて手伝ってくれました。
施工後、"月の女神"とも呼ばれるオオミズアオが植物の上で羽を休めていたそうです。
これからの季節、植物とともに生き物たちも楽しみを届けてくれることでしょう。