2014年6月の記事
紫陽花の水切り
2014-06-30 (Mon)
花腐しの雨の続く6月。
紫陽花には雨が似合います。
部屋に飾った紫陽花がしおれてしまっので、水切りをして一晩おいたら、しゃんと頭をもたげてくれました。
植物のこんな姿を見るたびに彼らの生命のしなやかさに新鮮な驚きを覚えます。
花瓶に生けて2週間。よくもってくれています。
ジューンベリー が庭にあったら
2014-06-25 (Wed)
続 ワールド・カップ
2014-06-07 (Sat)
その視線の先にあるものは・・・
検品を受ける国旗たち。
国旗作り初トライのM本くん、かなりドキドキしております。
「う~ん、ちょっとココがね・・・」(んっ?どこだ??)
分かります?赤と青の間のほんのわずかな余白。
これが検品にひっかかったのです。
必死に手直しするM本くん。この後無事合格!
差し入れでいただいたアイスクリームもなんとワールド・カップスペシャル。
気分盛り上がってます!
ワールド・カップ インシデント
2014-06-05 (Thu)
旗の作成においては、厳しく仕様が定められている。
曰く、
・送付される指定の台紙(152×102)を用い、指定の型紙を使用すること。
・ノリは「アラビックヤマト」が指定品のこと。
・色ごとに使用したものを記録すること。
そして、何よりも厳しく管理されるのは、旗作成において使用する"色紙"は、ゴミとして捨てるモノを材料とすること。
菓子や洗剤のパッケージ、包装紙、チラシの類がその対象となる。
例年は、予選リーグの頃に"指令"があるため、「今年はないか...」とタカをくくっていたら、W杯気運も盛り上がる5月になって、突然くだんの仕様書が送信されてきた。
慌てて、うち捨てたミセスロイドのカラ箱をゴミ箱から拾い(何しろ旗づくりにおいて、この種のブルーは貴重である)、
いつもなら素通りするチラシを笑顔で受けとり、
ダイエットのために控えていたチョコレートを買い、
紙袋をひっくり返して求める色を探し―という日々にあいなる。
旗がフランスやイタリアならカンタンだが、メキシコやスペイン、サウジ―となると職人技が求められる。
5×緑にあてがわれた旗は5カ国(各国2枚づつ作成)。
スタッフ全員で取り組む。
「何のために作るのか」という新人のM本君の戸惑いは「そんな無粋なことを聞くもんじゃない!」の一言で瞬殺される。
6月2日、"さる筋"の方が検品にやってきた。
6月にしては、異例の暑さを押しての検品である。
旗を完成できていなかった私はあわてふためき、見積りも図面も全て打ち捨てて、旗づくりに勤しんだ!
旗はひとつひとつ丁寧にチェックされ、ダメが出ると容赦なく修正を求められる。
ドキドキしながら検品を受け、何とか合格。
作った旗は貼りあわされて1枚のポスターとなり、作成に参加した者には縮小コピー版が下賜される。
こうして我々のW杯気分は、いやがうえにも盛り上がっていくのであった。
遠野滞在記:一度は遠野へ
2014-06-01 (Sun)
東京は、夏を思わせるような暑い日が続いています。
そんな中、5月初めに行った遠野のことが、すでになつかしく思います。
今頃は、田植えも終わり初夏の風景に変わっているのでしょうか。
「一度は遠野へ行くといいよ」
東京で聞く「遠野=QMCH」はなんだか夢物語のよう。
西村さんの「人の居場所をつくる」を拝読してみて、
田瀬さん達のやろうとしていることがようやくわかったような・・・。
「やっぱり、一度は行ってみたい。」
今回、GWの遠野を尋ねるチャンスをいただき
初めてのQMCHへ。
そこは、ずっと昔からこんな風景であったかのような場所でした。
(↑あたかも以前からそこにあったような桜。10年前に植樹したとは、言われなければ気が付かない)
そして「水」も。
水が豊かに溢れだして・・・。これも田瀬さんの土地を読む力の賜物なんだとか。
(↑こんこんと流れている井戸水。もちろん飲めます。おいしいです)
そこに、馬がいて、人がいて。
(↑馬と人が何気なく一緒にいる、それがあたりまえと感じる風景。)
神様がいて。
(↑QMCH脇にあるひっそりと神秘的な場所。巨大な杉の御神木が)
ハレの日があって。
運良く、5月6日は駒形神社の祭事。
馬のお祭りです。
人と馬は減ってはいるけれど、
過去から受け継がれた土地の祭りが
今もひっそりとおごそかに行われていることに、土地の人々の誠実さと時間を感じます。
そして、その場所に田瀬さんも立っていて。
田瀬さん達がこの土地にかかわってきた時間と、努力を思います・・・。
QMCHは夢物語ではなくて、思いを実現していく場所でした。
この先も、
この土地の人々と田瀬さん達QMCHと、
ここに集まるであろう人々が一緒になって、
この土地の風景をつくってゆく志。
「ただやること。」「それが風景になる」
ずっと、残っている言葉です。