ナーセリー便り
栃木でテイカカズラの生産はじまる (2011年6月 7日)
栃木の里山ネットワークの佐藤さんと奈良さんが本格的にテイカカズラの生産を
スタートさせることになりました。
山に自生しているテイカカズラから直接穂木を採取して繁殖します。
自生している場所はそれほど多くありませんが、
生育している所ではまとまって分布しています。
大抵はスギやヒノキ、コナラなどの大きな木に絡みついて上の方まで登っています。



テイカカズラは個体差がかなりあって、
葉の形の丸いもの、尖っているもの、
葉の大きいもの、小さいもの、
葉脈が白くはっきりしているもの、ほとんど目立たないもの、
葉の緑色の濃いもの、明るいものなど、とても変化に富んでいます。
このうち栃木の馬頭の山のテイカカズラは、
濃緑色でやや尖った少し大きめの葉でなかなか素性が良いです。
栃木の里山ネットワークでは、山から穂木を採取して育苗トレイに挿して
発根させるところまでを担当します。

・採取した枝(ツル)を挿し穂に加工。

・加工した挿し穂。水につけて水あげさせます。

・育苗トレイに挿し木。順調にいけば3~4週間で発根。
発根した段階で矢澤ナーセリーが育苗トレイの状態で引き取り、
ポットに上げて養生します。
そして1年から1年半育ててから植栽するようになります。
初年度の目標生産本数は5万本です。
〈追記〉
今まで5×緑にテイカカズラを提供して下さっていた協力ナーセリーは、
今回の東日本大震災に被災しました。
場所は福島県浪江町で福島第一原発の10km圏内に位置します。
代表者は津波に流されて帰らぬ人となってしまいました。
地震のあった3月11日にもテイカカズラを出荷して下さっていて、
そのテイカカズラが3月13日に届き、それが最後となってしまいました。
ご冥福をお祈りするばかりです。
2011-06-07 (Tue)











