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2011年3月の記事

5×緑被害状況のご報告 続報

2011-03-16 (Wed)

5×緑のHPをご覧の皆様 関係の皆様へ

東北地震の被害は日ごとに深刻さを増し、心が痛みます。

この災害の意味を私たち一人一人が深く考えねばならないことを日々感じております。

震災の影響で各方面にご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

5×緑チーム一同

●5×緑関連 被害状況と今後の生産見通しについて / 続報


関係機関の被災状況の速報を14日にアップ致しましたが、本日新たな情報を得ましたので、続報をお知らせ致します。


1.金網生産について


小岩金網(株)岩手工場:岩手県奥州市(前沢区2工場 衣川区1工場)


14日に速報致しました通り、岩手県内の3工場とも生産機能に損傷無く、電力も回復し稼働しております。


ガソリンの不足による通勤困難に関しては、工場内宿泊施設の整備により解消を図り、通常の稼働に移行しつつあります。


通信と交通の復旧が課題となっておりました。まず物流に関しましては、大型トレーラーにより千葉県内の物流拠点まで一気に運び、そこから各納品先への運送体制をとることで、運送・納品はほぼ支障なくオペレーションできる見込みが立っております。


電話回線は不通のままですが、インターネット環境は生きておりますので、当面情報のやりとりはネットを通じて行います。


また、線材の在庫ストックも当面分は確保できております。


小岩金網(株)の他エリアの工場稼働についてご質問をいただいておりますのでお知らせ致します。

工場は岩手の3工場の他、北海道、愛知、岡山にあり、それぞれ稼働いたしております。

ただし、5×緑に係る金網の製作は岩手の前沢工場でしか生産体制が取れません。


2.植物材料の調達について


側面植栽に使用するテイカカズラの生産委託先が被災エリアにあり、現在調達先の確保に取り組んでおります。


3.灌水システム


5×緑の多くのシステムにスペックされておりますノーユー社の灌水システムについては、施工・材料調達とも大きな問題は無い、との報告を受けております。


以上





関係者の皆様 5×緑関連被害状況のご報告

2011-03-14 (Mon)

5×緑のHpをご覧いただいている皆様 関係者のみなさま


かつて私たち経験したことのない大災害が、今まさに近くの地域の方々におこっております。

皆様におかれましても、ご関係者様が多数被害を受けられている事と存じ、心痛む思いでおります。
 
私たち一人一人にとって何ができるかを考え、力合わせて、一日も早く復旧につながる行動をしていかねばならないことを痛感いたしております。

 

心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平常な日々が戻りますよう、重ねてお祈り申し上げます。

 

5×緑チーム一同


●5×緑関連 被害状況と今後の生産見通しについて /速報


5×緑製作及び主な材料調達にかかる関連各社の現状は以下の通りです。

生産機能本体に大きなダメージはございません。しかしながら交通及び通信の復旧には、今しばらく時間がかかることが予想され、運送、納品に支障の出る場合がございます。

復旧の状況に合わせて対応いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


1.緑化ユニット製作について 

製作圃場:茨城県つくばみらい市

人的被害無し。

圃場の設備に大きな損傷はなく、生産機能は保持。


2.金網生産について

小岩金網(株)岩手工場:岩手県奥州市

人的被害無し。

シャッター等工場に一部損傷はあったものの生産機能は保持。

13日から電力も復旧し、工場は稼働。

ただし、通信機能は回復せず。

周辺道路の寸断、ガソリンの確保も困難であるため、運送に支障あり。

通信及び交通網の復旧次第で通常の稼働に移行できる見込み。


3.アクアソイル(充填用人工土壌)生産について

メーカー・(株)イケガミより生産委託工場(福島県喜多方)の設備は 無事であるものの、燃料の供給路が絶たれており、稼働が困難な状況、との報告あり。

メーカーには使用予定数量を通知済み、確保依頼。


4.里山ネットワーク:栃木県那珂川町

人的被害無し。




「生物多様性の庭」に思う 3

2011-03-07 (Mon)

「生物多様性の庭に思う 1」では、生き物や地域性に配慮した庭づくりが注目されはじめて喜ばしい反面、それを実現するためには、地域性種苗をしっかり育てる生産者の育成が不可欠であることをレポートしました。

「生物多様性の庭に思う 2」では、生産者が育成されるだけでは、肝心の里山の在来種、郷土種の自生地の保全はできないこと、
5×緑では実験規模ながら里山の管理を行っているが、在来種の自生地を守ることがとても難しいこと、
在来種で庭づくり(都市緑化)を健全に進めるためには、供給者側だけでなく、発注者の側の意識も変わる必要があること、
を実体験を元に書かせていただきました。

前回お約束した通り、今回はオオタカ保護基金の遠藤さんのお話をご紹介したいと思います。

特定非営利活動法人オオタカ保護基金は、オオタカやサシバの生息地として有名な栃木県那須野ヶ原を拠点にワシタカ類の保護、研究、普及活動を行っています。

5×緑の里山ネットワーク、栃木の「馬頭の森」の佐藤さんが、昨年「生物多様性会議とちぎ」にバネリスとして参加したことから、オオタカ保護基金とのつながりができました。
http://www.5baimidori.com/satoyama/activity/201010-post-32.html

代表の遠藤孝一さんは、学生の頃からオオタカの保護を通じた自然環境の保護活動に取り組まれていて、現場を見続けてきた、その言葉には重みがあります。

その遠藤さんに、「オオタカが生息できる環境を守るためには、林業や農業が元気になることが大切です。けれども、山や田んぼの担い手はみんな高齢化していて、あと10年。このまま10年がすぎたら林業も農業も崩壊してしまうんじゃないかと思っています」と言われたときには、胸を衝かれる思いがしました。

オオタカが棲めない環境になってしまうことと、在来種の絶滅は重なり合っています。

そして「あと10年」という時間的なリミットは、私たちも心のどこかで痛切に感じていることでもありました。

このまま10年が過ぎたら、山の生業の多くが消失する、そんな流れが、取り返しのつかない動きとして定着してしまうのかもしれない。いえ、この不可逆的な流れは、既に始まってしまっているのかもしれません。

そんな中、5×緑が馬頭の佐藤さんたちと取り組んでいる、「里山の林床管理と都市緑化をリンクさせた取り組み」を遠藤さんたちがオオタカやサシバを守るために活動しているフィールドでも展開できないか、という呼びかけをいただいたのです。

話し合いや準備を進め、もう少し暖かくなって林床の草木が芽吹いたら、遠藤さんたちのフィールドを訪問することになっています。

こんな小さな動きが、里山を取り巻く危機的な流れにどれほど棹さすことになるのか、そんな思いもよぎりますが、私たちができることからはじめなければ、何にもはじまらないのも確かです。

最近知人に紹介された「働き方研究家」の西村佳哲さんの著作の一節を最後に引用させていただきたいと思います。

 この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所 にではなく、じつは一人一人の手元にある。

5×緑 宮田生美






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